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【大阪タワー☆忘れたい人】
良心の呵責に苛まれ続けるブログです。



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だから明日ボクはバナナを持って行く
 昨日は母方の伯母の家に寄ってから、オヤジの居る特別養護老人ホームで納涼祭へ行った。屋台が出たり太鼓叩きがあったり、少し早いが盆踊りなどがあった。

 どこの誰よりも早く到着してしまった汗だくのボクは、久しぶりにオヤジとこってり歓談できた。近隣の施設で死亡者まで出ている昨今、O157をはじめ新型インフルエンザなどにヒステリックなまでになっている施設は、風邪などの病を持つ人の入館拒否や消毒の徹底と食べ物の持ち込みは禁止されている。でも、一時外出させて外で食べてくるのは自由だ。

 オヤジと車椅子を運ぶような手立てのないボクにはどうしようもない。クルマがあったって車中に入れるのも大変だ。だからといって車椅子ごとオヤジを運べるクルマを貸してはもらえない。

 今回の納涼祭の設定の不備とは言わないが、入居者は入居者用の食事が用意されていて、ボクのような来館者は屋台で引換券を出して食べ物をもらうシステムだった。食べても良さそうなパッケージングされたゼリーやジュースなどをこっそり与えていたが、屋台の食事を楽しみにしていたのであろうオヤジはずっと何かもの足りなさそうだった。

 納涼祭も終わってオヤジに挨拶してからタクシーを呼んだ。19時以降はバスがないのだ。タクシーを待っている間がもったいないので再びオヤジの居た場所に戻ったら、オヤジがややびっくりしていた。別れ際、「今度来る時は、こっそりバナナ持ってくるからな」とボクがささやいたら、オヤジは口元は笑顔だったものの、涙目になって今にも泣き出しそうな声で「うん」と返事した。昔、鬼のように怖かったあのオヤジが。

 帰りのタクシー内で、運転手に話題を振られたボクが涙声だったので運転手は黙ってくれた。昔、あんなにも食いしん坊で太っていたオヤジだから、施設への提出書類に「満腹感を与えてやってください」と要望を出していたけどオヤジの望むような食事ではないんだろう。

 だから明日ボクはバナナを持ってオヤジの所へ行く。好物のバナナを。1ヶ月に1、2回しか行けない状況の中、施設の方々やオヤジにも驚かれようとも、不謹慎だと言われようとも。

 
 
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