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【大阪タワー☆忘れたい人】
良心の呵責に苛まれ続けるブログです。



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オヤジがオムツになったこと
 オヤジがまともに歩けなくなり、車椅子生活になって約半年経つ。

 昔から余暇は昼間寝そべってテレビを観ながら眠るしか脳がない。そして「夜眠れない」とボヤくオヤジ。
 それでは寝たきりになってしまうと判断されたのだろう、オヤジはなかば強制的に車椅子で皆の居る場所に昼間は座らされている。もちろん僕より口下手なので、同じ特養の住人たちと何らコミュニケーションできない。

 8月。オヤジの下半身が全体にふくらんでいた。僕が「オムツやな」と言うと、「そうなんかな?」と答える。そして、強がりでもなんでもなく「この方が楽や」と言う。“奇人”の血を受け継いだ僕ならわかる。オヤジは、本当の本気でオムツを「トイレに行かなくて済む」楽で便利なものだと思っている。だからニオイや不快さなんて驚くほど全く気にしていない。
 それはそれでこちらの気持ちも少しは助かるのだが、車椅子な上にオムツだと余程の力持ちが揃わないと、実家にさえ連れて帰れない。

 実家は、オヤジが設計してほぼ独りで建てた唯一の宝物。僕は実家には悪い思い出しかないので滅多に近寄らないし、大嫌いだけども、オヤジの目の黒いうちは誰も住んでなくて、ボロボロでも実家をそのまま残しておいてやろうと思う。

 特養に居るくらいだから仕方ないものの、本当に老いが目に見えて激しくなってきた。殺したいほど憎かったオヤジと会うたびにつらい。オヤジには僕の病状を告白せずにいるけど、僕の方が病気で早く死んでしまうかもしれないと考えるたびに哀しい。

 
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