【大阪タワー☆忘れたい人】
良心の呵責に苛まれ続けるブログです。



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間に合わなかった手紙
果たされなかった約束。
書けなかった文字。
心届くことなく架空で終わった文面。

変なところで几帳面だから、
どうしても達筆で書きたかった。
文字は、心を表すから。

タイムリミットが過ぎてから気づくこの愚かさよ、鈍感さよ。
右手の痺れは治療で回復しつつあるのに。
もうすぐ納得できる文字が書けそうなのに。
デスクトップに貼付けた、キミへ「手紙を送る」と書いたメモ書きがもう滲んでいる。

お互いに惚れてなんぞいない。
ただ、お互いを慈しむ気持ちだけが僕らを繋げていた。

どうか生きていてほしい。
重い心臓の病で癌手術のための麻酔ができなくとも、
尿が出なくて尿毒症でまた死にかけたとしても、
生きていてほしい。
なんて勝手なんだ俺は。
自分の周囲をこの前焦らせたばかりのくせに。

キミがあの彼に貰った花束等に敵うものがなく、
敵おうとも思わないけれど、
せめてあれに相当するくらいの喜びが再来したらいいな、と、
何度も自分で花の種を育てたけど、
芽が出ては枯れ、また枯れた。
うちのベランダは植物を育てるのには最低の環境。
今度こそ、一つ育ってきていたのにな……。

キミは、象の墓場へ行ったのか?
そこからでもいいから応えてくれないか?
「いつか」「きっと」は、果たせないだろう約束のための虚言なのかな?

僕の今からは、キミと自分に誓った言葉で埋め尽くされるのかな。
埋め尽くされて、僕は再び埋没してしまうのだろうな。
だけども、居なくとも、あの絆とキミが居た事実と時間は見失わない。

さようなら、大事な友だち。




あづち

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