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【大阪タワー☆忘れたい人】
良心の呵責に苛まれ続けるブログです。



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希望を託した場所がある
 昨日、姫路へ行った。

 土曜の病院に在勤しているリハビリスタッフは下手だし、いっそ宛てもなく電車に乗ろうかと。普段、東の方面しか行くことがないので、たまには西へ向かってみようかと。そんなことを考えながら、決して安くはない切符を買ってJRの電車に乗り込んだ。

 新快速に乗って居眠りしてたら、意外と早く終点の姫路に到着してしまった。電車で行ったのは約10年ぶりくらいだろうか。最後に電車で姫路に行ったのは、仕事の下見で川に転落して、右足首と左膝の靭帯を断裂したとき以来。人生で初めて松葉杖をついたとき以来。

 早速、プラットホームにある名物「駅そば」を食べた。たまに遊びに行ってた頃は、毎回必ず駅そばを3杯食べたもんだ。でも、店内に「阪神百貨店のフードコートにも出店中」という掲示があったので、なんだか3杯食べる熱が冷めてしまい2杯で止めておいた。

駅そば



 食べ終わって、ふと電車の時刻表を見ると、「岡山」という文字が目に飛び込んできた。岡山へは姫路から電車で1時間くらい。そこからちょっとの時間で倉敷にも行ける。

姫路駅


 
 倉敷は、末期の肺ガンだった母と懸命に過ごした場所。大事なものを全部捨て移り住み、大事なものを全部賭けて過ごした場所。好転した母の具合を見て、ひょっとして治るんじゃないか、仕事でも探そうか、とそのまま此所に住んで一生を母の看病に費やして過ごそうとした場所。

 その場所がこの姫路からたった1時間ちょっと向こうの世界にあるんだ、と気づいたとき、どうしても命懸けで過ごしたあの場所へ行きたい衝動に駆られた。きっとそこにはもう一つの僕の未来があるかもしれないからだ。
 
 母の死という形で僕の大博打は敗れたけれど、それといって大きな後悔はない。ただ、生きたかった場所に行きたかっただけだ。でも、結局それはやめた。惨めな思いをこれ以上したくない、というわけではなく、あの場所があるというだけで僕はもう少しだけ頑張れそうな気がしたからだ。

 だから、一途な将来を信じて辛苦のみに塗れた思い出の地を味わうことは、もうちょっと先まで心に仕舞っておく。かつて、温もりの時代を生きた神領団地へ行ったことはあるけれど、あれは母の供養と鎮魂のため。今回、いろいろ思いが狭窄したのとは全く違う。

 観照的なタイムスリップなんかじゃなく、1時間ちょっと向こうの世界には、まだまだ踏ん張って何もかもを張って生き続ける僕と「僕が希望を託した場所」がきっとまだいるし、きっとまだある。そうわかっただけで今は十分だ。
 
   
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