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おまえと僕が出会ったのは、近所の細い細い路地裏。
裏のスーパーに買い物に行く途中、路地裏の家に飼わ
れていたおまえは、僕が通ると小屋から突然出てきて
物凄い声でワンワン吠えた。
柴犬みたいにかわいい顔しておっかない声を出すから、
僕は遠回りして買い物へ行くようにしたんだ。
遠回りして行くのが面倒くさくて、暗い夜道の中、お
まえが吠えないことを祈りながら歩いた路地裏。そん
な時にかぎっておまえは狂ったように吠えた。
なんとか吠えられないように路地裏を堂々と歩いてみ
るようにしたら、おまえはだんだんと吠えなくなって
いったね。
ウォン!と小さな声だけを出して、僕を見るようにな
ったおまえ。
ひとりぼっちのおまえとひとりぼっちの僕。
僕はおまえのことを勝手に「わん太郎」って名付けたんだ。
いつかおまえにシッポを振ってもらいたいと、僕はたくらんでいた。
晴れた夏の夕暮れ。
わん太郎の小屋の前を通ると、決まってダルそうに寝て
いたね。その横には「食べ物を与えないで下さい」って
札がぶらさがっていたのをいつまでも覚えている。
これでは、ゴハンをあげておまえにシッポを振らせるこ
とができないじゃないか。
寒くなった秋の夜。
あいかわらず わん太郎は、寒々とした小屋につながれて
こっちを見ていた。
雪の降る真冬の昼間。
小屋の中の毛布の上で眠っている わん太郎の前を、僕は
いつもと同じように通り過ぎた。
涼しい春の薄暗い夜。
花粉症でかゆい目をこすりながら、わん太郎の前を通り過ぎた。
雨の降る6月の夕暮れ。
わん太郎が濡れていないか心配しながら、小屋の前を通
り過ぎた。
汗が吹き出る真夏の午後。
Tシャツと短パンの僕は、わん太郎に吠えられないかなぁ
と思いながら通り過ぎた。
季節が何回めぐっても、僕は心の中で「わん太郎」とつぶ
やきながら何度も何度もおまえの前を通り過ぎた。
吠えもしない、つながれただけのただの犬。
いつかおまえにシッポを振られたいと思いながらも、立ち
止まらずに小屋の前を通り過ぎた。
夜風がしみる日。
お前の小屋は なくなっていた。
さようなら、わん太郎。
この路地裏を通り過ぎる時、ちょっとだけ寂しくなるよ。
僕の部屋には、わん太郎にあげるはずだったドッグフードが残っている。
2004年08月12日12:01
裏のスーパーに買い物に行く途中、路地裏の家に飼わ
れていたおまえは、僕が通ると小屋から突然出てきて
物凄い声でワンワン吠えた。
柴犬みたいにかわいい顔しておっかない声を出すから、
僕は遠回りして買い物へ行くようにしたんだ。
遠回りして行くのが面倒くさくて、暗い夜道の中、お
まえが吠えないことを祈りながら歩いた路地裏。そん
な時にかぎっておまえは狂ったように吠えた。
なんとか吠えられないように路地裏を堂々と歩いてみ
るようにしたら、おまえはだんだんと吠えなくなって
いったね。
ウォン!と小さな声だけを出して、僕を見るようにな
ったおまえ。
ひとりぼっちのおまえとひとりぼっちの僕。
僕はおまえのことを勝手に「わん太郎」って名付けたんだ。
いつかおまえにシッポを振ってもらいたいと、僕はたくらんでいた。
晴れた夏の夕暮れ。
わん太郎の小屋の前を通ると、決まってダルそうに寝て
いたね。その横には「食べ物を与えないで下さい」って
札がぶらさがっていたのをいつまでも覚えている。
これでは、ゴハンをあげておまえにシッポを振らせるこ
とができないじゃないか。
寒くなった秋の夜。
あいかわらず わん太郎は、寒々とした小屋につながれて
こっちを見ていた。
雪の降る真冬の昼間。
小屋の中の毛布の上で眠っている わん太郎の前を、僕は
いつもと同じように通り過ぎた。
涼しい春の薄暗い夜。
花粉症でかゆい目をこすりながら、わん太郎の前を通り過ぎた。
雨の降る6月の夕暮れ。
わん太郎が濡れていないか心配しながら、小屋の前を通
り過ぎた。
汗が吹き出る真夏の午後。
Tシャツと短パンの僕は、わん太郎に吠えられないかなぁ
と思いながら通り過ぎた。
季節が何回めぐっても、僕は心の中で「わん太郎」とつぶ
やきながら何度も何度もおまえの前を通り過ぎた。
吠えもしない、つながれただけのただの犬。
いつかおまえにシッポを振られたいと思いながらも、立ち
止まらずに小屋の前を通り過ぎた。
夜風がしみる日。
お前の小屋は なくなっていた。
さようなら、わん太郎。
この路地裏を通り過ぎる時、ちょっとだけ寂しくなるよ。
僕の部屋には、わん太郎にあげるはずだったドッグフードが残っている。
2004年08月12日12:01
私の手の甲に一粒の雨
ふと、雨に願いをかけた
雨よ
もっと降れよ
大粒の雨になって私を濡らしてくれよ
土砂降りになって私を打ちつけてくれよ
そして私の淀んだ気持ちを洗い流してくれよ
雨よ
もっともっと降っておくれ
台風のように降り続いておくれ
そしてこのボロ雑巾のような
汚れた心を洗い流しておくれ
雨よ
土砂降りの雨よ
この涙を誤魔化すために 降っておくれ
そして私を激流に流しておくれ
いつか静かな海へ運んでおくれ
雨よ
私を許しておくれ
自分を殺めようとした私を許しておくれ
この愚かな私を笑っておくれ
そしていつか 馬鹿な私を許しておくれ
雨よ
もっと私に降り続けろ
どんなにすごい洪水になっても
どんなにすごい嵐に巻き込まれても
きっと きっと耐えてみせるから
雨よ
愛しい雨よ
私の心に降り注ぐ雨よ
必ず誓うから 必ず耐えるから
もっと私を打ちつけておくれ
生きていて良かったと思える 瞬間に辿り着くまで
雨よ
もっと私を打ちつけておくれ
生きていて良かったと思える 瞬間にきっと辿り着くから
だから この涙が枯れ果てるまで
雨よ 降り続いておくれ
2004年3月2日
ふと、雨に願いをかけた
雨よ
もっと降れよ
大粒の雨になって私を濡らしてくれよ
土砂降りになって私を打ちつけてくれよ
そして私の淀んだ気持ちを洗い流してくれよ
雨よ
もっともっと降っておくれ
台風のように降り続いておくれ
そしてこのボロ雑巾のような
汚れた心を洗い流しておくれ
雨よ
土砂降りの雨よ
この涙を誤魔化すために 降っておくれ
そして私を激流に流しておくれ
いつか静かな海へ運んでおくれ
雨よ
私を許しておくれ
自分を殺めようとした私を許しておくれ
この愚かな私を笑っておくれ
そしていつか 馬鹿な私を許しておくれ
雨よ
もっと私に降り続けろ
どんなにすごい洪水になっても
どんなにすごい嵐に巻き込まれても
きっと きっと耐えてみせるから
雨よ
愛しい雨よ
私の心に降り注ぐ雨よ
必ず誓うから 必ず耐えるから
もっと私を打ちつけておくれ
生きていて良かったと思える 瞬間に辿り着くまで
雨よ
もっと私を打ちつけておくれ
生きていて良かったと思える 瞬間にきっと辿り着くから
だから この涙が枯れ果てるまで
雨よ 降り続いておくれ
2004年3月2日
ウチの事務所近くの果物屋の話をしてみたい。
僕がジリ貧の時、いつもその果物屋へバナナを買いに行っていた。
この店のバナナは200円から300円で、太くてボリュームのあるバナナだ。
僕は、朝も昼も夜もそのバナナだけを食べて、ジリ貧の時を過ごした。
果物屋には、ちっちゃいオッチャンがいた。
僕の目測で、たぶん身長140センチぐらい。
僕が店先に立つと、ちっちゃいオッチャンは、
「へいっ毎度! どれにしましょ!?」
とバナナを見ながら威勢良く聞いてくる。
僕がバナナしか買わないのをわかっているのだ。
一番大きそうなバナナを指差すと、
ちっちゃいオッチャンはスピーディーにバナナを袋に入れて、
釣り銭を取りに行った。
その姿をいつも頼もしそうに眺めた。
そして僕にバナナを渡すと、
「おおきにっ、毎度!」
と気持ち良い挨拶をしてくれた。
だからいつも自然と「ありがとう!」と言ってしまった。
先月から果物屋のシャッターが閉まったままだった。
店の誰かに不幸でもあったのかな?
気になってしょうがなかった。
そして、あのボリュームのあるバナナを買える場所がない自分を心配した。
それから間もなく、果物屋のシャッターの前に、
『入居者募集』
の看板が貼ってあった。
店が潰れたのだ。
ちっちゃいオッチャンは、これからどうするのかな?
あの歳で再就職先はあるのかな?
背が低いからって就職差別を受けないかな?
ちっちゃいオッチャンの行く末が、まるで将来の自分のことのように不安になった。
他人(ひと)を心配してる場合じゃないだろ!?という声が聞こえてきそうだな。
でも僕は、ちっちゃいオッチャンに苦しい時、何度も恩恵を受けてきたんだ。
ちょっとセンチメンタルになってもいいじゃないか。
たぶん、これからもジリ貧の時があるだろう。
たぶん、これからもバナナを買いに行くつもりだったのに。
ちっちゃいオッチャン。いつもバナナしか買わなくてごめん。
ありがとう、ちっちゃいオッチャン。
さようなら。御機嫌よう。
オッチャンはちっちゃかったけど、バナナはおっきかった。うまかったよ。
ごちそうさん。
2004年08月23日19:01
僕がジリ貧の時、いつもその果物屋へバナナを買いに行っていた。
この店のバナナは200円から300円で、太くてボリュームのあるバナナだ。
僕は、朝も昼も夜もそのバナナだけを食べて、ジリ貧の時を過ごした。
果物屋には、ちっちゃいオッチャンがいた。
僕の目測で、たぶん身長140センチぐらい。
僕が店先に立つと、ちっちゃいオッチャンは、
「へいっ毎度! どれにしましょ!?」
とバナナを見ながら威勢良く聞いてくる。
僕がバナナしか買わないのをわかっているのだ。
一番大きそうなバナナを指差すと、
ちっちゃいオッチャンはスピーディーにバナナを袋に入れて、
釣り銭を取りに行った。
その姿をいつも頼もしそうに眺めた。
そして僕にバナナを渡すと、
「おおきにっ、毎度!」
と気持ち良い挨拶をしてくれた。
だからいつも自然と「ありがとう!」と言ってしまった。
先月から果物屋のシャッターが閉まったままだった。
店の誰かに不幸でもあったのかな?
気になってしょうがなかった。
そして、あのボリュームのあるバナナを買える場所がない自分を心配した。
それから間もなく、果物屋のシャッターの前に、
『入居者募集』
の看板が貼ってあった。
店が潰れたのだ。
ちっちゃいオッチャンは、これからどうするのかな?
あの歳で再就職先はあるのかな?
背が低いからって就職差別を受けないかな?
ちっちゃいオッチャンの行く末が、まるで将来の自分のことのように不安になった。
他人(ひと)を心配してる場合じゃないだろ!?という声が聞こえてきそうだな。
でも僕は、ちっちゃいオッチャンに苦しい時、何度も恩恵を受けてきたんだ。
ちょっとセンチメンタルになってもいいじゃないか。
たぶん、これからもジリ貧の時があるだろう。
たぶん、これからもバナナを買いに行くつもりだったのに。
ちっちゃいオッチャン。いつもバナナしか買わなくてごめん。
ありがとう、ちっちゃいオッチャン。
さようなら。御機嫌よう。
オッチャンはちっちゃかったけど、バナナはおっきかった。うまかったよ。
ごちそうさん。
2004年08月23日19:01
昔、彼女へ書いた手紙を晒します。
この手紙は実際には彼女へは送っていません。
でもいつか、ボクが作っていたサイトを見てくれることを願って書いたものです。
---------------------------------------------------------
仕事で悩んでいるあなたに言いたい。
仕事って一体なんだろう?
仕事は生きるための手段であって、
けっして生きるための目的であってはならない。
目的として仕事をしている人を馬鹿にしているのではない。
むしろそんな人はかっこいい。
ボクはそんな人になってもいい。
大学などを卒業して間もない時、
新しい職場に入ってあまり時間が経過してない時、
だれにでも辞めたくなる時がある。
そして職場がつらければつらいほど、余計に辞めたくなる。
ボクだっていつもそうだった。
そんな時は、信用できる人に相談するものだ。
自分に都合のいいアドバイスをしてくれる人に相談するものだ。
最後に決めるのは自分自身だけれど、
相談する前に自分の中ではすでに答えが出ているものだ。
ボクは昔の職場は嫌いだったけど、ひとりひとりは好きだった。
だからそのひとりひとりと別れることになった時は本当に涙が出た。
電車の中で何も見えないはずの夜の車窓を見ながら、
人目もはばからず大粒の涙を流した。
そして自分の境遇を恨んだ。
一生懸命働いた仕事場であればあるほどそうなると思う。
でも、辞めなければならなかった。
人生で最大級の大勝負のためにも。
そして、これからの自分のためにもそうしなくてはならなかった。
ボクのいないところであなたが困っている姿を考えると
どうにかしてあげたいといつも思ってしまう。
自分に適した仕事なんてそう簡単にみつかるものじゃない。
自分に適した職場なんてそう簡単にみつかるものじゃない。
自分が居心地のいい環境なんてそう簡単にみつかるものじゃない。
仕事で悩んでいるあなたはかっこいい。
でも、つらそうなあなたを見るのは哀しい。
ボクは自分自身に置き換えて相談を受けることしかできないかもしれないけれど、
あなたの幸せを切に切に願っている。
だからつまらないことでも、なんでも、いくらでも相談してください。
話してください。
次の仕事のアテなんかなくてもいい。
そんなことはどうにでもなるようになる。
遅すぎることなんて絶対にないのだ。
自分が行動を起こし始めた瞬間が、きっとふさわしい時なのだ。
だから、ふさわしい時が来るまで、
今を頑張ってください。
「頑張れ」って言葉はあんまり好きじゃないんだけど、本当にそう願っています。
ボクには何のとりえもないけれど、
あなたを幸せにする自信はないけれど、
いつもなにかにつまづいて、
でも一生懸命なんとかしようとしている、
限界以上に頑張っている、
本当に気を遣ってくれる、
どこか鈍感で、でもどこかしっかりしている、
あなたの人柄。
ボクは、そんなあなたをきっと好きなんだ。
この手紙は、あなたが安らげることを願って書いたつもり。
すごく遠回しな意味の文章だらけになってしまったね。
そう。これはきっとあなたに届くと信じて書いた、
ボクの精いっぱいのラブレター。
2004年08月28日00:09
この手紙は実際には彼女へは送っていません。
でもいつか、ボクが作っていたサイトを見てくれることを願って書いたものです。
---------------------------------------------------------
仕事で悩んでいるあなたに言いたい。
仕事って一体なんだろう?
仕事は生きるための手段であって、
けっして生きるための目的であってはならない。
目的として仕事をしている人を馬鹿にしているのではない。
むしろそんな人はかっこいい。
ボクはそんな人になってもいい。
大学などを卒業して間もない時、
新しい職場に入ってあまり時間が経過してない時、
だれにでも辞めたくなる時がある。
そして職場がつらければつらいほど、余計に辞めたくなる。
ボクだっていつもそうだった。
そんな時は、信用できる人に相談するものだ。
自分に都合のいいアドバイスをしてくれる人に相談するものだ。
最後に決めるのは自分自身だけれど、
相談する前に自分の中ではすでに答えが出ているものだ。
ボクは昔の職場は嫌いだったけど、ひとりひとりは好きだった。
だからそのひとりひとりと別れることになった時は本当に涙が出た。
電車の中で何も見えないはずの夜の車窓を見ながら、
人目もはばからず大粒の涙を流した。
そして自分の境遇を恨んだ。
一生懸命働いた仕事場であればあるほどそうなると思う。
でも、辞めなければならなかった。
人生で最大級の大勝負のためにも。
そして、これからの自分のためにもそうしなくてはならなかった。
ボクのいないところであなたが困っている姿を考えると
どうにかしてあげたいといつも思ってしまう。
自分に適した仕事なんてそう簡単にみつかるものじゃない。
自分に適した職場なんてそう簡単にみつかるものじゃない。
自分が居心地のいい環境なんてそう簡単にみつかるものじゃない。
仕事で悩んでいるあなたはかっこいい。
でも、つらそうなあなたを見るのは哀しい。
ボクは自分自身に置き換えて相談を受けることしかできないかもしれないけれど、
あなたの幸せを切に切に願っている。
だからつまらないことでも、なんでも、いくらでも相談してください。
話してください。
次の仕事のアテなんかなくてもいい。
そんなことはどうにでもなるようになる。
遅すぎることなんて絶対にないのだ。
自分が行動を起こし始めた瞬間が、きっとふさわしい時なのだ。
だから、ふさわしい時が来るまで、
今を頑張ってください。
「頑張れ」って言葉はあんまり好きじゃないんだけど、本当にそう願っています。
ボクには何のとりえもないけれど、
あなたを幸せにする自信はないけれど、
いつもなにかにつまづいて、
でも一生懸命なんとかしようとしている、
限界以上に頑張っている、
本当に気を遣ってくれる、
どこか鈍感で、でもどこかしっかりしている、
あなたの人柄。
ボクは、そんなあなたをきっと好きなんだ。
この手紙は、あなたが安らげることを願って書いたつもり。
すごく遠回しな意味の文章だらけになってしまったね。
そう。これはきっとあなたに届くと信じて書いた、
ボクの精いっぱいのラブレター。
2004年08月28日00:09
田舎の人がいい人だとはかぎらない。
先生がいい人だとはかぎらない。
僧侶や牧師がいい人だとはかぎらない。
立派な人がいい人だとはかぎらない。
ニュースが正しいとはかぎらない。
都会の人が悪い人だとはかぎらない。
不良少年が悪い人だとはかぎらない。
新興宗教の人が悪い人だとはかぎらない。
犯罪者が悪い人だとはかぎらない。
僕がいい人だとはかぎらない。
僕が悪い人だとはかぎらない。
いい人と悪い人は紙一重だ。
病人になって初めていい人になる人もいれば、悪くなる人もいる。
元々悪い病人もいる。
どんなに不幸を背負った人だって、悪い人もいれば、いい人もいる。
いい人のいい部分だけみるのは、お人好し。
悪い人の悪い部分だけみるのは、心が陰湿だ。
いい人の悪い部分をみて、悪い人のいい部分をみる。
これもお人好しだ。自分勝手だ。理不尽だ。
信じると裏切られるだけだ。
信じる者は救われない。
だから僕は、信じるものしか信じない。
何を信じていいのかまだ全部わかってないけれど。
2004年09月08日07:00
先生がいい人だとはかぎらない。
僧侶や牧師がいい人だとはかぎらない。
立派な人がいい人だとはかぎらない。
ニュースが正しいとはかぎらない。
都会の人が悪い人だとはかぎらない。
不良少年が悪い人だとはかぎらない。
新興宗教の人が悪い人だとはかぎらない。
犯罪者が悪い人だとはかぎらない。
僕がいい人だとはかぎらない。
僕が悪い人だとはかぎらない。
いい人と悪い人は紙一重だ。
病人になって初めていい人になる人もいれば、悪くなる人もいる。
元々悪い病人もいる。
どんなに不幸を背負った人だって、悪い人もいれば、いい人もいる。
いい人のいい部分だけみるのは、お人好し。
悪い人の悪い部分だけみるのは、心が陰湿だ。
いい人の悪い部分をみて、悪い人のいい部分をみる。
これもお人好しだ。自分勝手だ。理不尽だ。
信じると裏切られるだけだ。
信じる者は救われない。
だから僕は、信じるものしか信じない。
何を信じていいのかまだ全部わかってないけれど。
2004年09月08日07:00
ずいぶん前の話だ。
昼御飯を食べて地下街を歩いていると、
ヨレヨレのボロボロの服を着たオジサンが近寄ってきた。
いわゆる浮浪者だった。
浮浪者という言葉よりも乞食に近い。
働きたくても働けない人は浮浪者と呼ぶべきではない。
乞食というかホームレスのオジサンはこう言った。
「電話をしたいんですけど10円玉に両替えしてもらえませんか?」
差し出した手のひらには、五円玉が1枚と一円玉が5枚あった。
その時の私の姿は、バスタオルを頭に巻き、ヒゲをたくわえ、サンダル姿。
大勢の人たちが通る地下街で、自分(オジサン)に近い人間だと判断されたのであろう。
この人ならば話しかけやすい、という雰囲気が私に漂っていたのであろう。
私はこう言った。
「はい。いいですよ」
財布から10円玉を1枚取り出し、オジサンの手のひらに置いた。
そして、オジサンの手のひらにあった五円玉1枚と一円玉5枚を指でつまんで自分の財布に入れた。
「ありがとうございます」
ボロボロので汚れたズボンを履いたオジサンは、
臭いニオイをまき散らしながら去っていった。
たったの10円。
その10円で、オジサンは大事な電話を大事な誰かにかけるつもりだったんだろう。
たぶん、あの五円玉1枚と一円玉5枚は、オジサンの全財産に近かったはずだ。
私は、あの五円玉1枚と一円玉5枚を受け取らないで、10円をタダであげるべきだったんだろうか。
しかし、そんなことをしてしまったら、オジサンのプライドを傷つけてしまったかもしれない。
たったの10円のために、恥を捨てて私に頼んだオジサンに
私は両替えをしてあげてよかったんだろうか。
オジサンはうれしかったんだろうか。
10円ぐらいもらえると思っていたのだろうか。
たったの10円で、オジサンは電話をかけて目的を遂げることができたのだろうか。
10円の尊さを思い知ったような気がした。
オジサンにとっては、本当に尊い金額だったのだろう。
明日は我が身だ。
オジサンのようにならなくてよかった、と思っていてはいけない。
オジサンを蔑(さげす)んではいてはいけない。
10円の価値をあらためて教えてくれたオジサン。
「ありがとうございます」という言葉が忘れられない。
オジサンありがとうさん。
2004年09月14日22:42
昼御飯を食べて地下街を歩いていると、
ヨレヨレのボロボロの服を着たオジサンが近寄ってきた。
いわゆる浮浪者だった。
浮浪者という言葉よりも乞食に近い。
働きたくても働けない人は浮浪者と呼ぶべきではない。
乞食というかホームレスのオジサンはこう言った。
「電話をしたいんですけど10円玉に両替えしてもらえませんか?」
差し出した手のひらには、五円玉が1枚と一円玉が5枚あった。
その時の私の姿は、バスタオルを頭に巻き、ヒゲをたくわえ、サンダル姿。
大勢の人たちが通る地下街で、自分(オジサン)に近い人間だと判断されたのであろう。
この人ならば話しかけやすい、という雰囲気が私に漂っていたのであろう。
私はこう言った。
「はい。いいですよ」
財布から10円玉を1枚取り出し、オジサンの手のひらに置いた。
そして、オジサンの手のひらにあった五円玉1枚と一円玉5枚を指でつまんで自分の財布に入れた。
「ありがとうございます」
ボロボロので汚れたズボンを履いたオジサンは、
臭いニオイをまき散らしながら去っていった。
たったの10円。
その10円で、オジサンは大事な電話を大事な誰かにかけるつもりだったんだろう。
たぶん、あの五円玉1枚と一円玉5枚は、オジサンの全財産に近かったはずだ。
私は、あの五円玉1枚と一円玉5枚を受け取らないで、10円をタダであげるべきだったんだろうか。
しかし、そんなことをしてしまったら、オジサンのプライドを傷つけてしまったかもしれない。
たったの10円のために、恥を捨てて私に頼んだオジサンに
私は両替えをしてあげてよかったんだろうか。
オジサンはうれしかったんだろうか。
10円ぐらいもらえると思っていたのだろうか。
たったの10円で、オジサンは電話をかけて目的を遂げることができたのだろうか。
10円の尊さを思い知ったような気がした。
オジサンにとっては、本当に尊い金額だったのだろう。
明日は我が身だ。
オジサンのようにならなくてよかった、と思っていてはいけない。
オジサンを蔑(さげす)んではいてはいけない。
10円の価値をあらためて教えてくれたオジサン。
「ありがとうございます」という言葉が忘れられない。
オジサンありがとうさん。
2004年09月14日22:42
トモダチよ。
人生のなかで何度キミに会えるかわからないけど、何度も会えるといいな。
愛した人たちよ。
キミのことが良き想い出に変わった時、また笑顔で会えるといいな。
愛してくれた人たちよ。
キミがボクのことを消化した頃に、新しいボクに会えるといいな。
憎しみあった人たちよ。ボクを蔑んだ人たちよ。
アナタにはもう会いたくないけど、元気で暮らしてくださいな。
笑顔で会える日も来るでしょう。
アナタより幸せになることが、ボクの最高の仕返しさ。
亡くなった人たちよ。
もし、あの世があるのなら、そこでまた馬鹿話をしましょうよ。
みんな、みんな、生きていくことは容易くないけど、
どうか笑顔で会えますように。
あの頃のように、あの時のように、楽しくやれたらいいな。
深い悲しみをどこかに捨ててしまって、楽しくやれたらいいな。
何度も何度も飽きるほど会いたいな。惰性で会うんじゃなくて。
ただお互い、自分の葬式で会うのは勘弁してほしいな。
ボクは誰にも気づかれずに、ひっそりと安らかに逝ってしまいたいんだ。
だから逝ってしまう前に、今すぐにでも会いたいな。
さよなら。グッバイ。シーユーアゲイン。
またどこかで会いましょう。
2004年09月19日20:00
人生のなかで何度キミに会えるかわからないけど、何度も会えるといいな。
愛した人たちよ。
キミのことが良き想い出に変わった時、また笑顔で会えるといいな。
愛してくれた人たちよ。
キミがボクのことを消化した頃に、新しいボクに会えるといいな。
憎しみあった人たちよ。ボクを蔑んだ人たちよ。
アナタにはもう会いたくないけど、元気で暮らしてくださいな。
笑顔で会える日も来るでしょう。
アナタより幸せになることが、ボクの最高の仕返しさ。
亡くなった人たちよ。
もし、あの世があるのなら、そこでまた馬鹿話をしましょうよ。
みんな、みんな、生きていくことは容易くないけど、
どうか笑顔で会えますように。
あの頃のように、あの時のように、楽しくやれたらいいな。
深い悲しみをどこかに捨ててしまって、楽しくやれたらいいな。
何度も何度も飽きるほど会いたいな。惰性で会うんじゃなくて。
ただお互い、自分の葬式で会うのは勘弁してほしいな。
ボクは誰にも気づかれずに、ひっそりと安らかに逝ってしまいたいんだ。
だから逝ってしまう前に、今すぐにでも会いたいな。
さよなら。グッバイ。シーユーアゲイン。
またどこかで会いましょう。
2004年09月19日20:00
キミを連れて行きたい場所があるんだ。
例えば僕の大好きな北海道。
飛行機に乗ってビューンと下界から離れてしまおう。
北海道に着いたらレンタカーを借りてドライブしよう。
支笏湖の透明な水面に映る僕たちの顔を見てみよう。
湖のそばにある露天風呂へ行こう。
あの温泉に浸かれば、きっとキミのアトピーもよくなると思うんだ。
支笏湖をぐるっと一周したら、苫小牧に向かおう。
延々と続く並木道のような森の中を走り抜けて行こう。
そして右手に太平洋を見ながら、海沿いの道をゆっくり進んで行こう。
放牧されている道産子の馬を優雅に眺めながら行こう。
途中、海岸で釣りをしよう。
餌なんかなくたっていい。
僕はきっと夢という名の魚を釣り上げてみせる。
そして、襟裳岬に向かおう。
襟裳岬でなんにもない海を見ながら、森進一の『襟裳岬』を歌おう。
真夜中になっても延々と走り続けよう。
車の中で寝たっていいさ。
広大な十勝川に着いたら、車を止めてキミを起こしてあげる。
キタキツネが道路を横断していたら、
クラクションを鳴らさず車を止めて見ていよう。
それから釧路に向かおう。
たぶんその頃には明け方、僕も一緒に車で眠っているはず。
車を止めておくのは釧路湿原の駐車場。
朝起きたら、目の前に湿原があるなんて素敵じゃないか。
そして、釧路湿原でリスを見つけよう。
リスに「初めまして。遠くから来ました」って挨拶しよう。
それから日本の最東端、根室を目指そう。
最東端の塔の前に着いたら、オホーツク海に向かって
「北方領土を返せー!」って叫ぼう。
叫び終わったら、山道を抜けて小樽を目指そう。
途中のドライブインで、夕張メロンソフトクリームを食べよう。
きっとキミが気に入る味だと思うよ。
小樽に着いたら、うろうろと歩き回って、
それから海の幸を食べに行こう。
ボタン海老がすごくおいしいんだよ。
とれたてだから、甘海老なんかよりもずっとずっとおいしいんだよ。
でも、ボタン海老の味噌をすする時は、トゲに注意しないと口に傷がつくよ。
小樽を観光したら、クラーク博士の像がある所まで行こう。
像の前で、クラーク博士と同じポーズをとって記念撮影をしよう。
記念撮影が終わったら、ジンギスカンを食べよう。
ビールと一緒に腹一杯食べよう。
食べ終わったら羊牧場に行って、羊たちに「ごちそうさま」と言おう。
そして、ほとんど車が走っていない高速道路で
アクセルを全開にしてぶっ飛ばそう。
夜のススキノにも行ってネオン街を飲み歩こう。
小腹が空いたら、味噌ラーメンを食べに行こう。
鼻水をすすりながら、汁まで全部飲み干してしまおう。
朝になるまでぐっすり眠ったら、僕らの家へ帰ろう。
悩みや苦しみや悲しみを北海道の大地に捨てて去ってしまおう。
けれど、僕は北海道だけで満足なんかしない。
紫陽花の咲く季節の鎌倉、いろんな魚がいる四万十川、
透き通る海が待つ沖縄にも行こう。
日本に満足したら海外にも行こう。
僕が行ったモンゴルの草原をキミに見せてあげたいんだ。
途方に暮れるほど果てしない大地に立って、
地球にいることを実感させてあげたいな。
自分の悩みなんか、生きていることなんか、死んでしまうことなんか、
とてもちっぽけなものだってわかるはずなんだ。
ほかにも、エーゲ海、マチュピチュ遺跡、イースター島までモアイ像を見に行こう。
キミを連れて行きたい場所がいっぱいありすぎて困るんだ。
知らない場所までも行こうよ。
遥か彼方まで行こうよ。
どこまでも行こうよ。
いつまでも、いつまでも…。
こんなこと言ってるけど、
本当に僕が行きたい本当の場所は、
きっとキミのそばなんだろう。
2004年11月21日18:09
例えば僕の大好きな北海道。
飛行機に乗ってビューンと下界から離れてしまおう。
北海道に着いたらレンタカーを借りてドライブしよう。
支笏湖の透明な水面に映る僕たちの顔を見てみよう。
湖のそばにある露天風呂へ行こう。
あの温泉に浸かれば、きっとキミのアトピーもよくなると思うんだ。
支笏湖をぐるっと一周したら、苫小牧に向かおう。
延々と続く並木道のような森の中を走り抜けて行こう。
そして右手に太平洋を見ながら、海沿いの道をゆっくり進んで行こう。
放牧されている道産子の馬を優雅に眺めながら行こう。
途中、海岸で釣りをしよう。
餌なんかなくたっていい。
僕はきっと夢という名の魚を釣り上げてみせる。
そして、襟裳岬に向かおう。
襟裳岬でなんにもない海を見ながら、森進一の『襟裳岬』を歌おう。
真夜中になっても延々と走り続けよう。
車の中で寝たっていいさ。
広大な十勝川に着いたら、車を止めてキミを起こしてあげる。
キタキツネが道路を横断していたら、
クラクションを鳴らさず車を止めて見ていよう。
それから釧路に向かおう。
たぶんその頃には明け方、僕も一緒に車で眠っているはず。
車を止めておくのは釧路湿原の駐車場。
朝起きたら、目の前に湿原があるなんて素敵じゃないか。
そして、釧路湿原でリスを見つけよう。
リスに「初めまして。遠くから来ました」って挨拶しよう。
それから日本の最東端、根室を目指そう。
最東端の塔の前に着いたら、オホーツク海に向かって
「北方領土を返せー!」って叫ぼう。
叫び終わったら、山道を抜けて小樽を目指そう。
途中のドライブインで、夕張メロンソフトクリームを食べよう。
きっとキミが気に入る味だと思うよ。
小樽に着いたら、うろうろと歩き回って、
それから海の幸を食べに行こう。
ボタン海老がすごくおいしいんだよ。
とれたてだから、甘海老なんかよりもずっとずっとおいしいんだよ。
でも、ボタン海老の味噌をすする時は、トゲに注意しないと口に傷がつくよ。
小樽を観光したら、クラーク博士の像がある所まで行こう。
像の前で、クラーク博士と同じポーズをとって記念撮影をしよう。
記念撮影が終わったら、ジンギスカンを食べよう。
ビールと一緒に腹一杯食べよう。
食べ終わったら羊牧場に行って、羊たちに「ごちそうさま」と言おう。
そして、ほとんど車が走っていない高速道路で
アクセルを全開にしてぶっ飛ばそう。
夜のススキノにも行ってネオン街を飲み歩こう。
小腹が空いたら、味噌ラーメンを食べに行こう。
鼻水をすすりながら、汁まで全部飲み干してしまおう。
朝になるまでぐっすり眠ったら、僕らの家へ帰ろう。
悩みや苦しみや悲しみを北海道の大地に捨てて去ってしまおう。
けれど、僕は北海道だけで満足なんかしない。
紫陽花の咲く季節の鎌倉、いろんな魚がいる四万十川、
透き通る海が待つ沖縄にも行こう。
日本に満足したら海外にも行こう。
僕が行ったモンゴルの草原をキミに見せてあげたいんだ。
途方に暮れるほど果てしない大地に立って、
地球にいることを実感させてあげたいな。
自分の悩みなんか、生きていることなんか、死んでしまうことなんか、
とてもちっぽけなものだってわかるはずなんだ。
ほかにも、エーゲ海、マチュピチュ遺跡、イースター島までモアイ像を見に行こう。
キミを連れて行きたい場所がいっぱいありすぎて困るんだ。
知らない場所までも行こうよ。
遥か彼方まで行こうよ。
どこまでも行こうよ。
いつまでも、いつまでも…。
こんなこと言ってるけど、
本当に僕が行きたい本当の場所は、
きっとキミのそばなんだろう。
2004年11月21日18:09
ラブレターよりも、
手を繋ぐよりも、
「愛してる」と囁くよりも、
セックスよりも、
一緒に自殺するよりも、
深い愛情表現。
それは、ただ抱きしめあうことじゃないかな。
できれば涙を流しながら。
2004年11月26日12:35
手を繋ぐよりも、
「愛してる」と囁くよりも、
セックスよりも、
一緒に自殺するよりも、
深い愛情表現。
それは、ただ抱きしめあうことじゃないかな。
できれば涙を流しながら。
2004年11月26日12:35
人に説教たれて、人に優しい格好をして、
己の信念とプライドを押しつけて、
自信に満ちたその顔を鏡でよく見てみろよ。
何年も自分の顔を鏡でじっくり見たことねえだろ。
何年も傲慢かましてきたんだろ。
お前、若い頃そんな濁った目ン玉してたか。
お前、そんな不用意に太ってたか。
この先どうなるかわからないくせに、
この先すぐにくたばっちまうかもしれないくせに、
どうしてそんな平気な顔していられるんだ。
皆にあきれられてるだろ。
皆に不安がられてるだろ。
たまには酒飲んでハッピーになろうたって、
そんな自慰的なことはもう実は飽きてるんだろ。
自己満足はもうほどほどにしろ。
飲んでる酒をコーヒーに代えて働け。
世界が悪いのは自分のせいじゃないと思うのはもうやめろ。
2004年12月15日21:58
己の信念とプライドを押しつけて、
自信に満ちたその顔を鏡でよく見てみろよ。
何年も自分の顔を鏡でじっくり見たことねえだろ。
何年も傲慢かましてきたんだろ。
お前、若い頃そんな濁った目ン玉してたか。
お前、そんな不用意に太ってたか。
この先どうなるかわからないくせに、
この先すぐにくたばっちまうかもしれないくせに、
どうしてそんな平気な顔していられるんだ。
皆にあきれられてるだろ。
皆に不安がられてるだろ。
たまには酒飲んでハッピーになろうたって、
そんな自慰的なことはもう実は飽きてるんだろ。
自己満足はもうほどほどにしろ。
飲んでる酒をコーヒーに代えて働け。
世界が悪いのは自分のせいじゃないと思うのはもうやめろ。
2004年12月15日21:58













